●ヒストリエ5巻のちょっとだけ感想とまとめです!
●サテュラ達、村人を救うため、ボアの村を去ることになったエウメネス
●物語は、再びカルディア市に戻ります!
●日本の誇る超々歴史大作「ヒストリエ5巻」もめちゃくちゃ面白いです!
ヒストリエ4巻のちょっとだけおさらい
- ボアの村を征服しようと企む、ティオス市の顔役の息子・ダイマコス
- ボアの村と、ティオス市の戦力差は圧倒的で敗北は必死!
- 自分を仲間に迎い入れて、深い愛情と尊敬とともに育ったボアの村を何とか守りたい、エウメネス
- 圧倒的戦力差に対して、エウメネスが命がけの作戦を立案、実行!
- しかし、その結果として再び大きな悲劇がエウメネスを襲います
爽快でダイナミックなボアの村vsティオス市戦争!
その後の、エウメネスを待ち受ける大きな悲劇!
読み応えがすごすぎるヒストリエ4巻を未読のかたは、この機会にぜひいかがでしょうか!
めちゃくちゃ面白いですよ。ヒストリエ!
ヒストリエ5巻のちょっとだけあらすじ(母と再会!故郷カルディア市!)
ヒストリエ5巻は、2009年2月23日発売されました。
「ヒストリエ5巻」は、エウメネスの再会と、新たな出会いの物語となります。
ボアの村vsティオス市戦争の終結後、再び物語の舞台はカルディア市に戻ります。
エウメネスは旧友のトルミデスと再会します。
崩壊した自宅前で、昔の思い出に浸っていたエウメネスに、トルミデスが声をかけます。
まるで昨日まで一緒にカルディア市で過ごしていたかのように、自然にゆっくりと、やさしく会話を交わします。
猫のサテュラ(の子孫?)とも再会します。
兄である「ヒエロニュモス」とも再会します!!!!
兄「ヒエロニュモス」は、エウメネスとの再会に驚愕していましたが、
そして、最愛の母とも再会を果たし、やっとエウメネスが抱えていた長年の後悔について、胸の内を伝えることができます・・・・。
兄「ヒエロニュモス」もエウメネスに「不幸じゃなくて、良かったな」と伝えます。
懐かしい人々と再開し、父の墓参りもすませカルディア市から去ることを考えた、エウメネス。
しかし、ヘカタイオスと共に父を殺した疑惑があるゲラダスが、エウメネスを付け狙っています・・・!
彼は、エウメネスが復讐のために、カルディア市に帰ってきたと思い込んでいます!!
豪傑と知られたゲラダスとエウメネスの一騎打ちの結果は・・・!?
さらにさらに目が離せない「ヒストリエ5巻」!めちゃくちゃ面白いので、ぜひお読みただければと思います!
ヒストリエ5巻のちょっとだけ読みどころと感想(母テレジラとの悲しい再会)
ネタバレにならないように、読みどころと感想を書きます。
「ヒストリエ第5巻」は、カルディア市に帰郷したエウメネスが懐かしい人々との再会や、新たな出会いについて描かれた物語です。
今回の見どころは、ずばり、
母「テレシラ」との再会です!!
とてつもなく、心が動かされました!!
エウメネスにとって、テレシラは最愛の母でした。
カルディア市に帰ってきたのは、母に会うためでした・・・・。
あの後、僕は少しも不幸じゃなかったよ・・・と。
母さんと父さんと兄さんと暮らしたときと同じように、幸せだったよ・・・と。
カルディア市を去る際に、「よくも今までだましたな!」と叫んでしまったこと。
それを・・・を謝りたかった・・・と。
そして、育ててくれて・・・ありがとう・・・と伝えたい。
やはりエウメネスは、家族に愛されて育てられたことを分かっていました。
特に母「テレシラ」は、エウメネスが本能レベルで心を許した最初の人です。
スキタイ人である実の母親が殺されて以降、本能で泣いたり叫ぶことを停止したエウメネス。
心を開いてしまうと、ギリシア人達に殺されてしまうと本能で理解していたからです。
しかし、テレシラと2人になった途端、エウメネスは無表情のまま、テレシラの顔をぼーっと見つめます。
テレシラも気味が悪い・・・!といぶしかみます。
エウメネスは、テレシラのスカートをそっと掴みました。
そして、静かに、静かに・・・小さなエウメネスは涙を流します。
それを見たテレシラは、一瞬何が起きたか理解できません。
ただ、直後に全てを悟った真剣な顔になり、母「テレシラ」も静かに、静かに・・・小さなエウメネスを抱きしめます。
小さなエウメネスも母「テレシラ」を、すぐさま抱き返します。
・・・・・・。
このくだりを我々は知っているので、エウメネスと母との再開のエピソードは、胸が詰まり心が張り裂けそうになります・・・。
エウメネスが奴隷からさくっと自由になったよ、と、母「テレシラ」に一報くらいしておけば良かったのに・・!!
こちらの母「テレシラ」とエウメネスのエピソードは「ヒストリエ2巻」に収録されています。
ぜひ、この凄まじい悲劇と感動を堪能しましょう!
しかし、エウメネスの胸の内を、兄「ヒエロニュモス」に聞いてもらえたのは最高に良かったです!
兄「ヒエロニュモス」も「不幸じゃなくて、良かったな」と言ってくれましたし。
エウメネスが父殺しの濡れ衣を着せられたことも、知っていそうでしたし。
カルディア市での後悔は、これで彼の中から消えていきます。
懐かしい旧友や、父と母と再開し、カルディア市の「その後の成り行き」も知ることができたエウメネス。
エウメネスは、とても懐かしく、面白かったと。
そして・・・・
「おれの用は済んだ」
とつぶやきます。
そして、エウメネスは新たな地、マケドニア王国に向かいます。
ついて行きたいと訴えてきた、兄「ヒエロニュモス」に別れを告げて・・・・。
カルディア市で新たな後悔を産まないために。
兄「ヒエロニュモス」と再開後、エウメネスはずっと「ヒエロニュモス」と呼び捨てします。
しかし、最後の別れのとき、「兄さん・・・」と呼びます。
彼もまた、エウメネスの愛する家族なのだな、と。
新たな地マケドニアでは、エウメネスはどのような新たな出会いと別れ、そして後悔が待っているのでしょうか・・・。
マケドニアの町と同じように幸せな愛する家族を作れるのでしょうか?
ヒストリエは後悔とそれを断ち切るために立ち向かう者達の物語。
気になるかたは、ヒストリエ5巻を読んでからのお楽しみで!!
ヒストリエ5巻のちょっとだけ感想!のまとめ(母と再会!故郷カルディア市!)
ヒストリエ5巻は、2009年2月23日発売されました。
故郷カルディア市に帰郷したエウメネス。
懐かしい旧友や、父と母と再開し、カルディア市の「その後の成り行き」も知ることができたエウメネス。
エウメネスは、カルディア市での後悔を吹っ切り、新たな地マケドニア王国を目指します。
マケドニア王国では、新たな運命の出会いがエウメネスを待ち構えています!
運命はエウメネスにとって、新たな悲しみや後悔を生み出してしまうのでしょうか?
「ヒストリエ5巻」再開と新しい運命の出会い!ぜひ見届けましょう!
ヒストリエ5巻も最高でした〜!
エウメネスの懐かしいカルディア市での再会は、とてもドラマチックでした。
そして、カルディア市での後悔を吹っ切った、エウメネスに待ち構えるの次の運命は!?
ますますヒストリエを読むことが止められません〜!!